中川李枝子さんの「本・子ども・絵本」というエッセイを読んでいます。
中川李枝子さんといえば、ぐりとぐら。
ぐりとぐらシリーズもその他の絵本も、なんて素敵で幸せで温かくて楽しいお話なのだろうと思うことばかり。
妹さんの大村(山脇)百合子さんの絵がまた本当に素晴らしい。
なーんてのはご存知の通り。言うまでもないのだが、
このエッセイを読んでいると、中川さんの作るお話の美しさ、楽しさに納得してしまう。
だって、中川さんご自身が、とっても美しくて、楽しいんだもの。
いろいろ、はっとしたり、感じたりすることはあるのだけれど、
そこはまた今度にするとして、
私はやはり、ノスタルジーというか、
混沌とした時代を生きてきたたくましい女性に憧れを感じるみたいだ。
いろんなことが許され、一方で淘汰される世界を、知恵とユーモアで生き抜いて、本物、を作り上げる。
そして、こういう時、やはり私は彼女を思い出してしまうの。
心の中で手を合わせる。
私は、私で、生きていく。
胸を張って、生きていく。
さて、続きはまた今度読みます。