私がピアノを弾いていたら
絵本を持って近づいてきた息子。
手にはぐりとぐら。
のねずみのぐりとぐらが大きな卵を見つけてカステラを作る言わずと知れたあの超有名な絵本。
まるで読み聞かせをするようにこちらへ向けて本を開いて、
ごにょごにょ何か言っている。
「…あまごが〇▲※・・でしゅ。」
たまごがどうにかしたらしい。
私はぐりとぐらに曲をつけて歌って聴かせたりしていたから、
「ママ!」
と彼が目配せするので絵本に合わせてピアノを弾いてやると、腰をフリフリしながらページをめくり、でたらめな話を続ける。
動物たちがカステラの匂いに誘われてやって来るシーンでは、
「じょうしゃん!」
最後のページは
「おっちまい!(おしまい!)」
と言って背表紙を閉じて、深々と礼。自分で拍手。
いろいろ芸達者な我が息子ですが、
初共演できた気がして嬉しいです。
はい、ただの親バカです。どこかでは、わかっているのです。
…ん~でもかわいすぎる。