綴る

日々のこと、生きること、表現すること。嬉しいこと、悲しいこと、幸せなこと。子育て、家事、とかもね。ジャンルはいろいろ。共通項は、わたし。

ひとりフードファイト

本日カレー屋さんに行きまして。

 

インドか、ネパールか、

 

はたまた、別のお国か、

 

まぁ、オリエンタルな店員さんのいるカレー屋さん。

 

昼時で混んでいて、カウンターの端の席へ。

 

隣にはサラリーマン。

 

 

さて、ナンもごはんも食べたい。

 

日替わりのランチが充実してるから、これにしようかな、

 

と、軽く考えた私が馬鹿でした。

 

 

 

出てきてドーーン!

 

ラッシー、サラダ、カレー、チキン、お漬物?、ごはん、

 

そして、

 

ナ゛ーーーーーーーーン!!!

 

ナン。

 

でかい。

 

大頭の私の顔よりでかい。

 

お盆の半分、ナン。

 

いや、はみ出てた。半分以上、ナン。

 

いや、ナンとは大きいものよ。

 

分かっていながら、

 

なぜ私は、ごはんだのチキンだのの付いたセットにしてしまったのだろう。

 

どうして、

 

食べ切れないかもしれない、という、

 

食べ物をオーダーする時に気をつけなければならない基本のキを

 

素通りしてしまったのだろう。

 

あのランチのターゲットは、間違いなく、たっぷり食べたい男性向け。

 

「か弱い女子は、こっちのセットにしてね!」

 

みたいなのが、あってもいいくらいだよ。

 

いや、お店のせいにしちゃいけない。

 

反省し、今後に活かしたいと切に思う。

 

 

 

さて、ナン、食べる。

 

 

 

…うまい!

 

熱々、パリモチ。

 

ナンのデカさも忘れてインド人に感謝したい。

 

 

そして、サラダ、ごはんとカレー、チキン…

 

ああ、カレーって本当に美味しい食べものだ。

 

カレーとサイドメニューを黙々と食べたところで、ナンの存在を思い出す。

 

 

はっ!

 

 

ナン、食べる。

 

当然おいしい、けど、

 

少し冷めたナンは、さっきほどの感動は無く、

 

そこから私の食事は消化試合と化す。

 

 

…まぁ、カレーがとても美味しかったので、

 

カレーのスパイスたちによる食欲増進効果に支えられ、

 

黙々と!

 

必死に!

 

私は食べ終えたのでした。

 

 

 

もともとめちゃめちゃ早食いですが、

 

気づけば、私より先に食べ始めていた隣のサラリーマンよりも早く、完食。

 

いかに、必死であったか。

 

 

 

平日の昼時に一人でカレー屋に入ってきた女が、

 

ものすごいスピードでカレー、いや、もはや、ナン、

 

を吸い込んでいく様は、

 

さぞや、フードファイターのそれに近いものがあったでしょう。

 

 

 

さて、インド人かネパール人か分からない彼らは、非常に日本語がお上手で、お会計もそれはそれはスムーズであったけれど、

 

時折、彼らの国の言葉で話していた、あの会話が、

 

「アイツ、セット頼みやがったぜ」

 

「っつーか、食うの早くない?」

 

「俺、ああいう女、引くわー」

 

みたいな内容でなかったことを、

 

 

 

 

切に、願います。