2歳児のモノボケ
保育用語では「見立て遊び」とか言うらしいんだけれども、
絶賛2歳児のうちの坊は、いろんなものをいろんなものに見立てて遊んでいます。
少し細長い空き箱があれば、それは電車になり、車になり、橋になる。
洗たくかごは、貨物になり、水槽になり、お風呂になる。
昨日のターゲットは、丸めてあったポスター。
長さは40センチほど、直径は2センチくらい?
それを手にしたときから彼の見立て遊びはスタートしたのです。
①釣り竿
ソファの背の向こうは海らしい。
丸めたポスターの釣り竿を垂らして
「おしゃかな!つえたよ!(おさかな、つれたよ)」
≪餌をつけるマネをする≫
「あれぇ~いないなぁ~」
「あ!いたぁ~」
一回だけ釣り堀みたいなところに行ったんだけど、よく覚えてるもんです。
②傘
「あめ!あめ!」
といって、傘をさすように両手でポスターを持つ。
あめじゃなくて、かさでしょ、
と言うと
「かしゃ!あははっ!」
と言いながら部屋を一周。
③バット
自分のおもちゃをゴソゴソしておもちゃの熊の顔?首?を取り出した坊。
ポスターの先に熊の顔をはめる。
もはや私には生首をさらしているようにしか見えなかったんだけども
それをポスターを振って吹っ飛ばす。熊の生首が飛ぶ。ひぇー
何してんの?と聞いたら
「あきゅう!あきゅう!」
だそうです。あぁー。野球。一緒に甲子園応援したもんね。
近所に小学生のかわいい野球少年がいるので、憧れているのかも。
④マイク
これはもうお得意で、何持ってもマイクにする君。
「あむ〇☆▲・※ぅえしゅ。」(一応語尾は~です、となる。)
とかなんとかMCして、適当な歌うたって、礼。拍手。
あ、あれ、ポスターの先がよだれでびちょびちょなんですけどぉ。。。
⑤バチ
お次は太鼓のバチ。
アンパンマンのお菓子が入っていた缶が太鼓。
トントカ叩いて
「しょれ、しょれ(ソレ、ソレ)」
だそうです。パパが踊りをやっているのですが、彼はそのお囃子のマネが大好き。
なんかもう、これは見立て遊びというかモノボケじゃないか。と思う。
でも、2歳って、こういう時期なんだそうです。
世界の全てが、何にでも見える。
大人が何の意味もないと捨ててしまうあれも、これも、
2歳の彼らには宝物になる。
何だって遊べる。
すごいなー
素敵だなー
ああ・・・そんなことやってる間に
ポスターはぐちゃぐちゃになりましたとさ。